少子高齢化社会が急速に進展していく中で、認知症高齢者や単身高齢者世帯が増加し、成年後見制度においては、親族後見人の専任比率が減少する一方、専門的知見を持った専門職後見人に対するニーズが高まっています。
私たち社会保険労務士は、年金、医療、介護を中心に社会保障制度全般に関わる国家資格の専門職です。
成年後見制度においても、社会保険労務士として有する他の士業にはない知見を活かし、被後見人等の財産を適正に管理するとともに、ご本人らしい生活が送れるように支援いたします。
社労士成年後見センター北海道
理事長 藤井 啓道
成年後見制度の対象となる方々は、年金を受給できることが多く、年金は生活の糧となる重要なものです。
年金制度に精通した社会保険労務士であるからこそ老齢、遺族、障害年金等の裁定請求等の手続きは言うまでもなく、年金の加入記録をチェックし、年金の加入記録漏れや年金の発掘等の対応ができます。
成年後見等の申立の動機としてあげられている「介護保険の契約のため(施設入所のため)」は、その件数が1万件を超え、申立件数全体の約2割を占めるまでに至っています。
社会保険労務士は、その専門性を活かし介護保険サービスや医療保険の諸手続きを通し、被後見人等の権利擁護に貢献します。